「証券口座を開くのが怖い」「申込画面の選択肢の意味がわからなくて途中でやめた」という人向けの1枚です。結論から言うと、最初の1口座は楽天証券でOK。申込はスマホで15分、費用は0円、開いただけでは何も起きません(勝手にお金が減ることはありません)。
この記事では、申込画面で必ず出てくる「特定口座」「源泉徴収あり/なし」「NISA口座」「配当金の受取方法」といった、初めての人が確実に引っかかる選択肢だけを、どれを選べばいいかとセットで説明します。IPOや優待クロスの話は一切しません。
なぜ楽天証券から始めるのか
- 楽天カードで投信の積立ができ、積立額の0.5〜1.0%がポイントで戻る(楽天カードの記事)
- 貯まった楽天ポイントをそのまま投資信託の購入に使える
- 楽天銀行とつなぐ(マネーブリッジ)と、入出金の手間がなく普通預金の金利も上がる
- アプリと画面がわかりやすく、口座数も多いので調べればだいたい答えが出てくる
SBI証券も同じくらい優秀で、どちらでも間違いではありません。ただ、この記事の読者は「1つに決めてほしい」人だと思うので、私がメインで使っている楽天証券を推します。2つ目以降の口座(1株投資のSBI証券、IPOの松井証券、優待クロスのSMBC日興証券など)は、興味が出てからで大丈夫です。
申込で迷う選択肢と、選ぶべき答え
| 画面で聞かれること | 選ぶもの | 理由 |
|---|---|---|
| 口座の種類 | 特定口座(源泉徴収あり) | 証券会社が税金の計算と納税を全部やってくれる。確定申告が原則不要 |
| NISA口座 | 開設する | 利益が非課税になる枠。開くだけならデメリットなし。他社で開いていなければ同時に申し込む |
| 配当金の受取方法 | 株式数比例配分方式 | 配当を証券口座で受け取る方式。NISAの配当を非課税にするにも、損益通算にもこれが必須 |
| 楽天銀行の同時開設・マネーブリッジ | 余裕があれば「はい」 | 必須ではないが、入出金がラクになり普通預金の金利も上がる |
| 信用取引口座・FX口座・先物 | 今は開かない | 後からいつでも開ける。最初は不要 |
| iDeCoの資料請求 | どちらでも | 興味が出たら別途。積立を始めてからで十分 |
「特定口座」と「一般口座」と「源泉徴収あり/なし」
口座の種類は3択に見えますが、初心者の答えは1つです。
- 特定口座(源泉徴収あり):証券会社が損益を計算し、税金を自動で天引き・納付。確定申告が不要。迷ったらこれ
- 特定口座(源泉徴収なし):損益の計算はしてくれるが、納税は自分で確定申告。年間の利益が20万円以下なら申告不要という特例を使いたい人向け。初心者には手間
- 一般口座:計算も申告も全部自分。選ぶ理由がない
「源泉徴収あり」にしても、損失が出た年に確定申告をして翌年以降に繰り越すことはできます。つまり、あり=申告できない、ではなく、あり=申告しなくてもいい、です。
NISA口座は開くだけならタダ
NISA口座は「利益に税金がかからない枠」で、1人1口座しか持てません。開いて使わなくても費用はかかりません。すでに他の証券会社や銀行で開いている場合は、こちらでは開設できない(移すには手続きが要る)ので、申込時に「開設しない」を選びます。
配当金の受取方法は、ここだけは絶対に「株式数比例配分方式」
選択肢は「株式数比例配分方式(証券口座で受け取る)」「登録配当金受領口座方式(銀行口座で受け取る)」「配当金領収証方式(郵便局で受け取る)」など。NISAで買った株の配当を非課税にするには株式数比例配分方式が必須で、特定口座内での損益通算もこの方式でないと効きません。私はこれを銀行受取のままにしていて、優待クロスで損をしました(その話)。
申込に必要なもの・所要時間
- マイナンバーカード(なければ通知カード+運転免許証など)
- 本人名義の銀行口座(入出金用)
- メールアドレス、スマホ
- 楽天証券の公式サイトから「口座開設」→ 楽天会員ならログインで氏名・住所が入る
- 本人確認:スマホでマイナンバーカードと顔を撮影(最短で翌営業日に開設)
- 上の表のとおりに選択肢を選ぶ(特定・源泉あり/NISA開設/株式数比例配分方式)
- ログインIDが届いたら初期設定(取引暗証番号など)
入力は15分ほど。開設後、入金しなければ何も起きません。まずは開くだけでOKです。
開いたあと、最初にやる1つ
口座ができたら、楽天カードで投資信託の積立を設定するのがおすすめです。月100円から設定でき、対象ファンドなら積立額の0.5〜1.0%がポイントで戻ります。銘柄は「全世界株式」か「米国株式(S&P500)」のインデックスファンドを1本、で十分。ここまでできれば、証券口座の基本は卒業です。
次のステップ:FIREロードマップ STEP1(積立の設定) / 楽天カードはFIREを目指す人に本当にお得?
よくある質問
Q. 口座を開いただけで手数料や年会費はかかる?
かかりません。口座管理料は無料で、取引しなければ費用はゼロです。
Q. 会社に副業だと思われない?
株式や投信の売買は副業に当たりません。特定口座(源泉徴収あり)なら確定申告も不要なので、会社に何かが通知されることもありません。
Q. 選択を間違えた。あとから変えられる?
口座の種類(特定/一般、源泉あり/なし)や配当金の受取方法は、開設後に設定画面から変更できます。NISA口座の金融機関変更は年単位の手続きが必要です。
Q. SBI証券との違いは?
ほぼ互角です。楽天経済圏(楽天カード・楽天市場・楽天銀行)を使うなら楽天証券、三井住友カードやVポイントを使うならSBI証券、くらいの選び方で問題ありません。
まとめ
- 最初の1口座は楽天証券。スマホで15分、費用0円
- 口座は特定口座(源泉徴収あり)、NISAは開設する、配当は株式数比例配分方式
- 信用取引・FX・先物は今は開かない。興味が出てからで十分
- 開いたら、楽天カードでインデックスファンドの積立を1本設定する
2つ目以降の口座や、優待クロス・IPO・1株投資など「その先」はFIREロードマップで順番に紹介しています。
※本記事は情報提供を目的としており、投資・金融商品の購入を勧誘するものではありません。最終的な判断はご自身の責任のもとで行ってください。