🔹 はじめに:楽天で担保ローンが始まったので飛びついてみた
これまで野村證券の担保ローンは利用していたものの、
移管が面倒だったり、取引画面が使いづらかったりとちょっと不満もあり…。
そんな中で、楽天証券×楽天銀行が「証券担保ローン」をスタートしたと聞いて、
「これは朗報!」と思い、さっそく申し込んでみました。
🔹 実際の申し込みの流れ(2025年6月)
- 1日目 朝:楽天証券のWEB画面から担保ローン申し込み
- 1日目 昼:楽天銀行から電話で本人確認
- 1日目 夜:メールで届いた書類を確認し、楽天銀行アプリでマイナンバー提出
- 2日目:審査通過のメールが届く!
ここまでは非常にスムーズで、スマホだけでも完結できるほど簡単でした。
さすが楽天、ここはさすがだなという印象。
🔹 担保設定してみたら…やっぱり投信はダメだった
審査通過後、いざ担保設定をしようとすると…
「担保に設定できる資産がありません」
これは事前に説明書などを読んで「投資信託は担保対象外」ということは分かっていましたが、
実際にやってみてやっぱりそうか…と実感。
⚠️ 楽天担保ローンの担保対象まとめ
担保にできる | 担保にできない |
---|---|
国内上場株式(単元株) | 単元未満株 |
国内ETF(2558など) | 投資信託(eMAXIS Slimなど) |
国内REIT | NISA口座内の資産 |
貸株設定中の株式 |
❌ オルカン(投資信託)は担保にできない!
自分が保有していたのはeMAXIS Slim 全世界株式(いわゆる“オルカン”)。
NISA含めて多くのインデックス投資家が積み立てていると思いますが、
これは楽天担保ローンでは一切担保に使えません。
✅ 野村證券なら投資信託も担保OK
比較項目 | 野村 | 楽天 |
---|---|---|
投信の担保可否 | ✅ 可能(オルカン含む) | ❌ 不可 |
金利 | 一律1.9% | 1.875〜3.875%(変動) |
対象資産 | 株・ETF・投信・債券など幅広い | 国内株・ETF・REITのみ(狭い) |
担保ローンを「保有している投信の延長線上で使いたい」と思っている人は、
現状、野村一択になります。
ちなみに、野村は証券担保ローンと信用取引の併用は不可(どちらかしか利用できない)ですが、今回楽天は信用口座開設済みにも関わらず証券担保ローンの審査は通りました。
🔹 ETFで似たことはできる?
たとえば、オルカンの代替となるETFとしてよく紹介されるのが👇
- 2558:MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信
これは東証上場のETFなので、楽天担保ローンの担保にもなります。
担保評価率は60%なので、1,000万円分保有していれば約600万円まで借入可能。
🔹 おすすめ戦略まとめ
状況 | 戦略 |
---|---|
オルカンを担保にしたい | 野村へ移管+担保設定が最もシンプルで確実 |
楽天の証券担保ローンを使いたい | ETF(2558など)を課税口座で別途保有して担保用に活用 |
🔹 最後に:今後の担保対象拡大に超期待!
楽天証券の担保ローンは、申し込みや審査の手軽さ、スピード、低金利と非常に優れたサービスです。
ただし現状では、「インデックス投資信託が担保にならない」という仕様が、最大の弱点。
今後、投信(特にオルカンなどの主力インデックス投信)が担保対象に追加されることに、
本当に期待しています!