やってみる 株式売買

はじめての信用取引、低位株節税、現渡し

先日、SMBC日興証券から信用取引口座閉鎖のお知らせが届いた。
1年間利用しなかった信用取引口座を、3/15に閉鎖するぞと書いてある。

信用取引口座を開設してから早いもので1年が経過しており、これはつまり、「クロス取引やるぞ!」と一心発起してから、ちょうど1年が経ったということだ。信用口座を開設して満足してしまうなんて情けない。

この通知をきっかけに、そして信用口座を再び開設する手間を減らしたいという後ろ向きの理由から、信用取引に再挑戦する。

「初めての信用取引」はじめるぞい!

ついでに低位株節税と、現渡しもやるぞい!

↑この画像めっちゃ好き

準備

信用取引を始めるためには、以下の準備が必要。

・SMBC日興証券での口座開設
・信用取引口座の開設1年間使わないと閉鎖されます!
・入金(30万円以上)
・預り金から保証金への振替

取引内容

今回の取引では、「音通」の株を100株、信用売りと現物買いで取引し、現渡しで完了させる。

また、その際の実損益と税務上の損益を確認する。

 

・7647音通 制度信用売り 100株 新規6か月 成行 当日中条件なし

・7647音通 現物買い 100株 成行 当日中寄付

※なぜか現物買いを「当日中条件なし」にできなかったため、「当日中寄付」とした。

購入結果

・制度信用売り 100株×28円 で約定。
・現物買い   100株×28円 で約定。手数料は137円。

現物買いの手数料は、10万以下で137円。予定通り。

制度信用買いは受渡金額の記載が特にない。なんでだろう。

あとから気づいたが、現物買いではなく「信用買い現引き」とすると手数料137円を節約できるぞ!

現渡し

早速だが、制度信用売りと現物買いを行ったため、現渡しにて売り買いをぶつけてみる。

買ったばかりで取引終了とは、若干の名残惜しさを感じる。

「お取引」→「建玉一覧」

「現渡」→「100株」

謎の脅し↓

現渡し完了。意外と簡単。

今回は配当クロスではないので、時間を気にせず現渡しを行った。
配当クロスの際は現渡しを権利付き最終日の17時以降に行う必要があるので注意!!(SMBC日興証券の場合)

にしても、なんで制度信用売りの手数料とかがかかってないのだろうか。全然わからん。

そして翌日。現渡し完了。

結局いくら払ったのかわからない。


現物の売却手数料は、現渡しで清算したから手数料はかからないのかもしれない。

損益結果

・現物買い 購入手数料 137円
・現物買い 売却手数料 現渡しだから0円

・制度売り 貸株料 0円
・制度売り 逆日歩 0円

税務上の損益

特定口座源泉徴収(還付)明細書を見ると、現物買いの税務上の損益は▲200円となった。

1株あたり取得価額=28円+手数料1.37円(137円/100株)=29.37円→切上げで30円
1株あたり売却価額=28円
→1株当たり損益=28-30=▲2円
実際は手数料137円しか損していないが、税務上は200円の損となっている。

今回は100株のみの売買であったが、これが例えば5000株(140千円→手数料198円)の場合、
1株あたり取得価額=28円+手数料0.0396円(198円/5000株)=28.0396円→切上げで29円
1株あたり売却価額=28円
→1株当たり損益=28-29=▲1円
実際は手数料198円の損で、税務上は5000円の損となることが分かる。

SMBC日興証券内で売却益が出ている場合は、還付を受けることができて得かもしれない。

気づき・不明点

気づきとしては次の4点。

・保証金で30万入れると約3.3倍の100万まで取引できる。
けど例えば40万の株をクロスするとき、現物購入代の40万が別途必要になるということ?
と思って調べたところ、40万の株自体が保証金になる模様。ただし全額ではなく8掛け(=32万)。
もちろん40万の株が爆下げで35万になることもあり、そうなると保証金が8掛けの28万になってしまい最低額(30万)を下回り追証2万が発生する。みたいになるので、つまりはめいいっぱいお金いれとけってことだと解釈した。
そうなると、今楽天とかで持ってる株もSMBC日興証券に入れといたほうが安心なのでは?と思う今日この頃。というかそれなら楽天で信用取引やればいいやん。

・信用売りの際の「在庫」

よく在庫がすぐなくなると聞くが、どこで見るのだろうと探してみた。
「お取引」→「取扱銘柄一覧」で確認することができた。
便利すぎる。一般が在庫無いから制度でいこうみたいなのを選べるのがとてもよい。
今回の音通は何も考えず制度で試したが、よくみると一般の在庫はなかった。
こうなると、いつ在庫が補充されるかがかなり重要ポイントだと思う。

まじか。決まってないのか。
いろんな方のブログには、金曜17時がねらい目と書いてあったがこれはまた別の理由からなのだろう。(在庫補充ではなく、予備で確保してた人の注文がキャンセルされるタイミング?)

・信用買い
今回は現物買いを行ったが、手数料は上記の例だと137円かかった。これが信用買い→現引きとした場合、SMBC日興東証だと信用買い手数料は無料、現引きも無料で手数料分を節約できる可能性がある。ただし、翌日9時~15時の間に現引きする手間が発生する。
低位株節税する場合は現物買い、クロスの場合は信用買いでやってみようと思う。

・いつまでに買っていつ売るか
いつまでに買う→権利付最終日=権利確定日の2日前
いつ売る   →権利落ち日 =権利確定日の1日前

クロス的には、
権利確定日の3日前(N-3)までにクロス注文
権利確定日の2日前(N-2)の15時までにクロス完了
権利確定日の2日前(N-2)の17時以降に現渡注文
権利確定日の1日前(N-1)に現渡完了
となる。

・配当落調整金
配当日を跨いでクロス取引した場合、現物からは配当を受け取り、信用売りでは配当を支払う必要がある。ただ、信用売りで支払う配当(=配当落調整金)は一般と制度で金額が異なるようだ。

タイトル
優待クロス取引(現物保有+信用売建)を行った場合、配当金の支払いはどのようになりますか。

回答

優待取りなどによる権利日をまたいだツナギ売りの場合の配当金は下記となります。

現物株式保有分→ 源泉税20.315%差し引かれた状態で受け取ります。
信用取引売り建て分→ 一般信用の場合、配当落調整金として100%支払
制度信用の場合、配当落ち調整金として84.685%支払

例)10,000円の配当金だった場合
現物株式保有分→ 10,000円(配当金)-2,031円(源泉税)=7,969円(受取額)
信用取引売り建て分→ 一般信用の場合、10,000円全額支払い
制度信用の場合、8,469円支払い(84.685%)

出典https://faq.kabu.com/s/article/k000389

つまり、配当落調整金だけで考えると、制度信用のほうが配当額の15.315%分だけ得だということになる。まじか。逆日歩かかんないならこっちのがイイネ。

不明点としては次の2点。

・在庫を確保するタイミング
例えば一般信用の在庫が1000株だったとして、夜に注文出す(翌日朝の寄付で100株信用売り注文)場合、注文出した時点で100株の在庫が確保されるのか、それとも在庫がなくなってて翌朝に注文キャンセルされる場合もあるのかが分からなかった。注文の段階で在庫確保しれくれるならありがたいんだけど。
でもそれだと例えば1か月前くらいから一般信用制度売りの注文出したりできるよね。手数料抑えるために。うーん。

・逆日歩
制度売りを行ったので逆日歩が発生する場合もあるが、今回は発生しなかった。ほんとは発生しているが、売買記録に載らず見逃しているのかもしれない。ただ単に変な時期に音通なんて株を制度売りしたから逆日歩がかからなかっただけなのか。
そして逆日歩は売るまで結果が分からないらしい。それが制度の怖いところか。

以上

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