公開日:2026年10月28日
証券や投資信託の会社から「ログインしました」「ワンタイムパスワードを発行しました」という通知が来て、心当たりがないと一瞬ドキッとします。不正ログインではないか、と。
今週、私のところには2件来ました。
| 日時 | サービス | 通知の内容 | 正体 |
|---|---|---|---|
| 2026年10月26日 19:38 | セゾン投信 | ログイン通知 | 自分のログイン |
| 2026年10月27日 17:07 | tsumiki証券 | ワンタイムパスワード発行の通知 | 家計簿アプリの連携更新 |
2件とも不正ではありませんでした。ただ、そう判断できるまでに「これは自分か?」を切り分ける必要がありました。その順番を記録しておきます。
結論
・ログイン通知=不正ログイン、とは限らない。家計簿アプリの自動取得でも普通に来る
・切り分けは「通知の時刻」と「自分の行動・連携サービスの動き」の突き合わせ
・時刻も連携も合わない通知だけを、本物のアラートとして扱う
・確認はメールのリンクを使わず、公式アプリ・公式サイトから
数えてみたら、30日で約90件来ていた
気になってGmailを検索してみると、ログイン通知やワンタイムパスワードの通知は、この2件どころではありませんでした。2026年9月28日〜10月28日の30日間で、約90件です。
| サービス | 通知の種類 | 30日の件数 |
|---|---|---|
| セゾン投信 | ログインのお知らせ | 16件 |
| SMBC日興証券 | ワンタイムパスワードのご連絡 | 15件 |
| 三菱UFJ eスマート証券 | ワンタイム認証コードのお知らせ | 12件 |
| tsumiki証券 | ワンタイムパスワードのお知らせ | 12件 |
| マネックス証券 | 新しいご利用環境からのログイン | 3件 |
| PayPay証券 | パスキーログイン通知 | 2件 |
| そのほか | JRE ID、ANA、WESTER、ビューカード、Coincheck、bitFlyer、大和コネクト証券、リクルートID、U-NEXTなど | 各1〜2件 |
おもしろいのは、セゾン投信・SMBC日興・eスマート・tsumikiの通知が、ほぼ同じ時刻にまとめて届いていることです。私が4社に同時にログインすることはまずないので、これは家計簿アプリがまとめて残高を取りにいったタイミングだと分かります。
「同じ時刻に複数の会社から一斉に来た」=連携の更新、というのは、切り分けのいちばん分かりやすい目印になります。
確認の順番
1. 通知の時刻に、自分がログインしていないか思い出す
まず時刻です。上の2件は、どちらも私が起きて動いている時間帯でした。深夜や仕事中など、自分が絶対に触っていない時間帯の通知は、それだけで警戒度が上がります。
2. 家計簿アプリなどの「連携」が動いていないか考える
ここが一番の盲点でした。
マネーフォワード MEのような家計簿アプリは、連携した金融機関に定期的にログインして、残高や明細を取りにいきます。金融機関から見るとこれも正規のログインなので、会社によっては、そのたびにログイン通知やワンタイムパスワードの発行通知が来ます。
つまり「自分は操作していないのに通知が来た」の多くは、この自動取得が原因です。私はマネフォに181の口座やサービスをつないでいるので(Museでの不正利用チェックの記事)、通知の数もそれなりに増えます。
3. それでも心当たりがなければ、公式アプリ・公式サイトから確認する
切り分けても不安が残るときは、通知メールやSMSの中のリンクは使わずに、公式アプリや公式サイトを自分で開いて、ログイン履歴を確認します。必要ならそこからパスワードを変更します。
通知を装ったフィッシングメールもあるので、メールのリンクから確認しないのが大事です。
通知が来たときの早見表
| 状況 | 考えられること | やること |
|---|---|---|
| 自分が操作した時刻と合う | 自分のログイン | 何もしなくてよい |
| 家計簿アプリの更新と合う | 連携サービスの自動取得 | 何もしなくてよい。気になるならアプリの更新履歴を見る |
| どちらにも合わない | 不正ログインの可能性 | 公式アプリ・公式サイトでログイン履歴を確認→パスワード変更 |
| メールのリンクから入力を求められる | フィッシングの可能性 | リンクは開かない。公式から確認 |
連携しても通知が来ない会社もある
調べていて気づいたのですが、家計簿アプリと連携しても、ログイン通知が来ない証券会社もあります。
連携のたびに通知が来ると、本当に危ない1件が埋もれてしまいます。通知は「大事なときに気づくため」のものなので、日常の連携で通知が来続ける設計は、利用者としては少し困るところです。
ちなみに、連携そのものがエラーになるケースもあります。SBI証券で電話番号認証を設定したときは、マネフォの連携が止まりました(SBI証券×マネフォの連携エラー)。
ポイ娘のひとこと:マネーフォワードが、証券会社から届いた通知メールを読み取って、連携の更新だったかどうかを教えてくれるようになるとうれしいです。
まとめ
- ログイン通知は、家計簿アプリの自動取得でも普通に来る
- まず時刻、次に連携サービスの動きを突き合わせる
- どちらにも合わない通知だけを本物のアラートとして扱う
- 確認はメールのリンクではなく、公式アプリ・公式サイトから
つないでいる口座が多いほど、「来たらまず時刻と連携を疑う」という順番を持っておくと、慌てずにすみます。