優待クロスを2024年4月から毎月続けてきて、失敗はおもに2種類でした。1つは逆日歩で、優待の価値よりコストが大きくなること。もう1つは、意外と見落としがちな「使い切れない優待」を取ってしまうことです。
この記事では、私が実際にやらかした失敗と、そこから変えたことをまとめます。
失敗1:使い切れない優待を取ってしまう
クロスのコストが安くても、優待を使わなければ、かかったお金はそのまま損になります。そして、期限ぎりぎりに使うために予定を作るのは、思った以上に負担でした。
| 銘柄 | 優待 | 困ったこと | その後 |
|---|---|---|---|
| ケーズHD | 優待券 2,000円(100株) | 近くに店舗がないと使いにくい | 2026年3月を最後にやめた |
| まんだらけ | 優待券 5,000円(500株・長期) | ずっと残って、期限前に焦って使う | 2025年9月を最後にやめた |
| コシダカ | まねきねこ優待券 4,000円(100株・長期) | ずっと残って、期限前に焦ってカラオケに行く | やめたつもりが、2026年8月もクロスしていた |
| CVSベイエリア | クーポン | 使いにくく、売ることもできなかった | 2025年8月に取って、次回は見送り |
一度取れば、使えるかどうかはわかる
この手の失敗は、一度取れば「自分には使いにくい」とわかります。だから、次の年からは取らないようにしています。ケーズデンキのように、使い方さえ合えば便利な優待もあります(株主優待の使い道)。大事なのは、自分の生活に合うかどうかです。
ただ、コシダカは「もう取らない」と決めていたのに、証券会社の取引記録を見返したら2026年8月もクロスしていました。習慣で注文してしまうことがあるので、取らない銘柄はメモしておくのがおすすめです。
取る前に確認すること
- 使えるお店が生活圏にあるか(店舗型の優待は特に)
- 有効期限までに、無理なく使い切れるか
- 使えなかったとき、売れる優待か(金券ショップやフリマで売れるか)
- 長期保有で優待が増える銘柄は、続けて取る価値があるか
失敗2:逆日歩で優待以上のコストがかかる
もう1つは、優待クロスでよく知られている逆日歩です。制度信用で売ると、株が足りなくなったときに逆日歩がかかり、優待の価値を上回ることがあります。
| 時期 | 銘柄 | 逆日歩 | コスト(配当の調整後) |
|---|---|---|---|
| 2025年12月 | フジオフード | 14,400円 | ▲14,354円 |
| 2026年8月 | U-NEXT | 14,400円 | ▲13,098円 |
| 2026年3月 | カワチ薬品 | 10,500円 | ▲8,968円 |
| 2026年6月 | すかいらーく | 10,000円 | ▲8,468円 |
| 2026年5月 | 大黒天物産 | 9,510円 | ▲8,974円 |
いちばん負けた月は2025年4月で、ギフトHDを600株取って逆日歩15,000円をくらいました。逆日歩のワーストランキングと、月ごとの全記録は優待クロス通算の全記録にまとめています。
逆日歩で変えたこと
- 銘柄数の少ない閑散月は、人気銘柄に注文が集中しやすいので慎重に
- 優待が増えるからといって、欲を出して株数を増やさない
- できるだけ一般信用(逆日歩がかからない)で取る
逆日歩は、権利日が過ぎるまで金額が確定しません。制度信用で取るときは、最大でいくらかかるかを考えてから注文してください。
銘柄ごとの逆日歩と損益は、優待クロス実績データベースで検索できます。
まとめ:失敗しても、記録すれば次に活きる
- 優待クロスの失敗は、逆日歩と使い切れない優待の2種類
- 使い切れない優待は、一度取れば合うかどうかがわかる。次の年からは取らない
- 取らないと決めた銘柄は、メモしておく(習慣で注文してしまうことがある)
- 逆日歩は、閑散月・株数の増やしすぎに注意。できるだけ一般信用で
優待クロスのやり方は優待クロスの始め方で解説しています。
※本記事は情報提供を目的としており、投資・金融商品の購入を勧誘するものではありません。最終的な判断はご自身の責任のもとで行ってください。