私は今、証券会社の口座を9社持っています。と言っても、全部を同じように使っているわけではなく、それぞれ役割を決めて使い分けています。
先に結論を書くと、はじめての人は楽天証券だけで十分です。やりたいことが増えたら、目的に合わせて1社ずつ足していけばOKです。
結論:目的別の最小構成
| やりたいこと | 証券会社 | 理由 |
|---|---|---|
| はじめての投資・NISA | 楽天証券 | クレカ積立、楽天ペイ残高、楽天銀行とのマネーブリッジ。NISAもiDeCoもここ1社でまとまる |
| 優待クロス | +SMBC日興証券 | クロス専用に使っている。手数料0円 |
| 証券担保ローン | +野村證券 | 野村Webローンで、投資信託を売らずに現金を用意できる |
口座の開き方は証券口座の開き方(楽天証券)、優待クロスは優待クロスの始め方、担保ローンは野村Webローンの体験記にまとめています。
全9社の使い分け
| 証券会社 | 主な使い道 | メモ |
|---|---|---|
| 楽天証券 | メイン(投資信託・個別株・1株、NISA、iDeCo) | クレカ積立・楽天ペイ残高・楽天銀行のマネーブリッジ。IPOは平等抽選 |
| SBI証券 | 1株、投資信託の即売り、IPO | IPOは外れるとポイントが貯まる。抽選のときに資金が必要(拘束はされない) |
| 野村證券 | 証券担保ローン、IPO | ローンを使っている間は信用取引ができない。IPOはわりと当たる |
| SMBC日興証券 | 優待クロス専用、日興フロッギー | 三井住友銀行へすぐに出金できる。IPOは申込時に資金が拘束される |
| 大和コネクト証券 | 投資信託の購入、たまにあるタイムセール | みんなの銀行からの即時入金が便利 |
| マネックス証券 | 投資信託の即売り | 画面や操作は、私にはいまひとつ使いにくい |
| 三菱UFJ eスマート証券(旧auカブコム証券) | 投資信託の即売り | 以前は銀行とつないで毎日積立をしていたが、使いにくくて今は外している |
| PayPay証券 | 投資信託の即売り、米国株のIPO | 最近は米国株のIPOに力を入れている印象。PayPayのIPOに当選して利益が出た |
| 松井証券 | IPO | 申込時の保証金が不要。当選したことはなく、ほぼIPO専用 |
「投資信託の即売り」は、クレカ積立でポイントをもらったあと、投資信託を売って現金に戻す使い方です。証券会社によっては規約で禁止されているので、各社のルールを確認してください(PayPay証券は即売りが禁止なので、私は時期をずらして売っています)。私の組み合わせと獲得ポイントはクレカ積立の即売りにまとめています。
野村證券:IPOは当選してから入金でいい
野村證券のIPOは、申し込むときにお金がいらず、当選してから入金すればいいのが大きいです。そのぶん気軽に申し込めて、実際に私の当選回数も野村が一番多いです。
ただし、証券担保ローン(野村Webローン)を使っている間は、野村で信用取引ができません。優待クロスは別の証券会社でやる必要があります。
SMBC日興証券:クロス専用+日興フロッギー
SMBC日興証券は優待クロス専用です。もうひとつ、日興フロッギーでdポイントを使って少額から株を買うのにも使っています。三井住友銀行へすぐに出金できるのも便利です。
入金は、私が使っていた即時入金の方法が止まっていて、今は復旧待ちです(2026年9月時点)。また、IPOは申し込むときに資金が拘束されます。
IPOの当選は証券会社で差が出る
2020年7月から、基本的にすべてのIPOに申し込んでいます。当選した14回を証券会社別にまとめるとこうなります(IPO当選記録の全データ)。
| 証券会社 | 当選回数 | 実現損益 |
|---|---|---|
| 野村證券 | 6回 | +314,300円 |
| 楽天証券 | 4回 | +434,500円 |
| SBI証券 | 2回 | +13,037円 |
| PayPay証券 | 1回 | +50,425円 |
| マネックス証券 | 1回 | +45,600円 |
| 大和コネクト証券 | 1回 | +45,600円 |
| 松井証券 | 0回 | — |
| 合計 | 14回(※) | +903,462円 |
※楽天銀行の1回は、マネックス証券と大和コネクト証券で100株ずつ当選したものです。SBI証券の1件は、内訳の記録がないため入金額で計算しています。
楽天証券は損益が一番大きいですが、これは2020年に当選したKIYOラーニング(+306,000円)のおかげです。回数でいうと野村證券がダントツです。
松井証券は申し込むときに保証金がいらないので、資金を気にせずIPO用の口座として置いておけます。まだ当たったことはありませんが、申し込むだけならタダです。
当たりやすさは「主幹事」で変わる
IPOの株は、上場を取りまとめる主幹事の証券会社に、大部分が割り当てられます。つまり、主幹事になることが多い証券会社ほど、配る株が多く、当たりやすくなります。
楽天証券は抽選が平等に見えますが、そもそも割り当てられる株が少ないので、当選の絶対数は少なめです。野村證券は平等かどうかはわかりませんが、主幹事が多いぶん当たりやすい、というのが私の感覚です。実際に、私の当選も野村が一番多くなっています。
どの証券会社が主幹事かは、銘柄ごとに違います。IPOに申し込むときは、各社の目論見書や証券会社のIPO一覧で「主幹事」「幹事」を確認して、主幹事の口座から申し込むのがおすすめです。
口座を増やすデメリット
口座が増えると、管理や確定申告の手間は増えます。ただ、ここまで読んでくれた人なら、たぶん気にならないと思います。
まとめ
- はじめての人は楽天証券だけで十分
- 優待クロスをやるならSMBC日興証券、証券担保ローンを使うなら野村證券を追加
- IPOは野村證券が当選回数トップ(14回中6回)。申し込みに資金がいらないのも強い
- ほかの証券会社は、クレカ積立の即売りやIPO用など、役割を決めて使う
関連記事:新NISA毎月30万円の払い方 / 松井証券はIPO専用でも使える / 紹介コード一覧
関連記事
※本記事にはプロモーション(広告)が含まれています。
※本記事は情報提供を目的としており、投資・金融商品の購入を勧誘するものではありません。最終的な判断はご自身の責任のもとで行ってください。