国内株の売買手数料が無料なのが当たり前になった今、「とある目的」であえて有料に戻したくなり、楽天証券とSBI証券の2社で手続きしてみました。目的の中身はこの記事では触れませんが、同じように「無料の条件から外れたい」人向けに、やり方と実際の手続きを記録しておきます。2026年9月時点の情報です。制度は変わる可能性があるので、実施前に必ず各社の最新情報をご確認ください。
結論:楽天証券はWEBで完結、数クリック。SBI証券は電話1本、約6分で手続き完了でした。
楽天証券:手数料コースを変更するだけ
楽天証券は、手数料コースを「ゼロコース」から「超割コース」に変更するだけで有料になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 変更手順 | ログイン→「マイメニュー」→お客様情報の設定・変更「各商品に関する設定 国内株式」→「手数料コースの確認・変更」→「コースを変更」 |
| 適用タイミング | 営業日16:00までの手続きで翌営業日から適用(当月未取引なら即日も可) |
| 注意 | 執行中の注文があると変更不可(いったん取り消してから変更)。16:00超の手続きは翌々営業日から適用 |
私は2026年9月24日(木)に変更手続きをしました。適用は翌営業日からなので、9月25日(金)から有料になっています。


超割コースの手数料(現物、1回の取引ごと・税込)
| 約定代金 | 手数料 |
|---|---|
| 5万円まで | 55円 |
| 10万円まで | 99円 |
| 20万円まで | 115円 |
| 50万円まで | 275円 |
| 100万円まで | 535円 |
| 150万円まで | 640円 |
| 3,000万円まで | 1,013円 |
| 3,000万円超 | 1,070円 |
「いちにち定額コース」は避けること。1日の合計100万円まで0円なので、有料にしたい目的には向きません。「超割コース」(大口優遇未達成)を選ぶのがポイントです。
SBI証券:手数料プランを変えても無料のまま。カギは「電子交付」
SBI証券の無料は2つの仕組みが重なっています。①「ゼロ革命」(交付書面がすべて電子交付なら誰でも無料)と、②アクティブプランそのものの無料枠(1日の約定代金合計100万円まで無料)です。電子交付を1つ郵送に戻せば①のゼロ革命は対象外になりますが、アクティブプランのままだと②の無料枠がそのまま生きているので、有料にはなりません。私のようにアクティブプランを使っている人は、プランをスタンダードプランに変更する作業も忘れずに行う必要があります。
- 手数料プランをスタンダードプランに変更する(WEBサイトから手続き可能。アクティブプランのままだと1日100万円まで無料枠が残るため、これを忘れると有料になりません)
- 郵送に戻す書面は「外貨建の取引報告書・取引残高報告書」を選びました(外国株口座を持つ人向け)。外国株を売買しなければほぼ郵送物が届かないため、被害が最小です
- 円貨建の報告書を郵送にすると、取引のたびに郵便が届くので避けた方がよさそうです
- 「特定口座年間取引報告書」は郵送にすると電子でも見られなくなるので注意

この郵送への変更は、WEBサイトからはできず、カスタマーサービスセンターへの電話が必要でした。
電話手続きの実録
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発信先 | 03-5562-7530 |
| 電話番号の補足 | フリーダイヤル(0120-104-214)は固定電話向け、携帯向けは0570-550-104(ナビダイヤル、有料)。楽天モバイルのRakuten Linkから03番号にかければ通話料無料 |
| ガイダンス | 1番→1番(各種事務手続き→住所・氏名・届出印などの登録事項変更) |
| 本人確認 | 最初に証券口座番号か電話番号のどちらかを聞かれる(スマホで電話中だったので口座番号がすぐ出せず、電話番号で回答したらOKだった)。続けて氏名・住所を口頭で回答。書類提出などはなく、すべて口頭確認だけで完了 |
| 待ち時間 | ほぼ待ち時間なし |
| 通話時間 | 約6分 |
伝えた内容は「外貨建の取引報告書と取引残高報告書だけを郵送にしたい。ゼロ革命の対象外になり手数料がかかるようになるか」。オペレーターの回答は「受付完了、今夜反映される」でした。
反映の確認
電話をした同日の夜、SBI証券から「ゼロ革命(国内株式取引の手数料無料化)達成状況に関するお知らせ(本お知らせ時点から適用対象外となります)」という重要なお知らせが届きました。

設定画面の「国内株式手数料 無料/有料」を確認すると、変更履歴に「2026年9月25日:有料」と表示され、正式に有料へ切り替わっていました。電話口で言われた「今夜反映される」は本当でした。

その後:外国株の配当で、紙のお知らせが届いた
郵送に戻したのは「外貨建の取引報告書・取引残高報告書」だけなので、外国株を売り買いしなければほとんど届かないと思っていました。ところが、外国株の配当が出たときにも紙が届きます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 届いた書類 | 外国株式等 配当金等のご案内(兼)支払通知書 |
| 作成日 | 2026年9月29日 |
| 銘柄 | SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF(SPYD) |
| 数量 | 4口 |
| 受け取った配当 | 1.52米ドル(税引後) |
4口で1.52ドルのために、封書が1通。外国株や海外ETFで配当をもらっている人は、配当のたびに郵便が届くので、そのつもりでいてください。
まとめ
- 楽天証券は手数料コースを「超割コース」に変更するだけ。WEBで完結
- SBI証券は電子交付の書面を1つ郵送に戻すことで無料の対象外に。手続きは電話のみ(約6分)
- 楽天は翌営業日、SBIは電話した当日の夜には正式に有料へ切り替わった
- どちらも制度は変更される可能性があるため、実施前に公式サイトで最新情報を確認する
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※本記事は情報提供を目的としており、投資・金融商品の購入を勧誘するものではありません。最終的な判断はご自身の責任のもとで行ってください。